ペイジ

ペイジ(小姓、給仕?メイド、ボーイ?)もページ(頁)も同じ綴り(page)です。
が、多分日本語の雨と飴ぐらい違うんでしょう。

それで、ペイジは、いわゆるコートカードのひとつです。
ああ、どんどん新しい単語が増えていく…
コート(宮廷)カードは、つまり、人物を描いたカードのことで、
ペイジ、ナイト、クイーン、キングの四種類から成ります。
トランプではJQKの三つですね。
そのうちの一つがペイジ。
トランプに無い方の人たち。トートタロットにも無いけど。

ペイジが別に年若い人ばかりでは無いんでしょうが、
タロットのペイジは年の若い小姓が描かれ、また、未婚の若者や子供を意味するとされています。

性別は特に決まっていない、らしい、ので。
ペイジの訳語にボーイだけでなくメイドも付けてみました。
どちらも年若い人を指す呼び方なわけですが
これってつまり社会的に未熟だということをなんだろうなあ。と。

ペイジはコートの中では物語の主役になれるほどの存在ではなく、
むしろ群集というか背景的な存在です。
しかし、彼らが居るからこそ物語の前の素地…つまり世界が成り立っているということは
忘れてはいけないのです。
いや、別に頁の方の話ではなくて。