「おが猫ん。名んまだん。」
「…何て言ってるの?」
「有名な小説の冒頭。」
「…そんな小説は知らん。」
「分からじゃ?」
「判るか。」
「解ってるじゃないか。」
「漢字が無けりゃ解らんわい」


まあ、3人居るとわかって頂けるとありがたい。


「大体何処の言葉なんだ。」
「やまんら」
「聞いた俺がアホでしたか?」
「威張るなよ」
「威張ってない」
「やまんらぁふくぁみんさき。うしゅかんまえ。」
「頼む。漢字で話してくれ。」
「無茶を言うな。」
「いやしかし、このままではこうさぎが混乱するぞ」
「お前もさっきから変なことを言ってないか」
「いや、そうかもしれんが」
「『も』てむげな」
「お前『も』普通に話さんとこれが自我崩壊をおこすぞ」
「突っ込み所には困ってるが崩壊はせんわい。」
「ほじゃ、おでがんかす。(がきょんがきょん)」
「変形してる!?」
「この子が標準語で話すためには第三形態まで変形しなければならないのだ」
「そんなに大変なのか」
「大変じゃっとさい。」
「今が第二形態だ。」


ごめん、一体は単位が人じゃなかった。


続かない