「師父は留守ある。
派手な門をくぐると、そこは乱雑な部屋だった。
部屋に居たチャイナ服の娘は、先の台詞を言ったきりそっぽを向いてしまった。
「あいやー。どうしよっか。
と言うが早いが、適当なところに腰かけるナカミ。
「ここ…何?
不安気に袋を抱きしめるシサ。
「…
クギリは無言で思案している。
ただ、シサには袋を手放すように言った。
「待っても帰って来ないある。出直すよろし。
そんな三姉妹に、チャイナ娘は肩越しに手を振って駄目押しする。

「まして、反魂が望みとあらば尚更ある